自己啓発

心を清浄に保つための3つの実践

心を清浄に

「人の心は環境の影響を受ける」

この当たり前の真理に、私は40歳を目前にして、改めて深く気づかされました。

きっかけは、ある人との出会い。その人は、驚くほど素直で思いやり深く、表裏のない人柄で、しかもそれが完全に自然体なのです。
自己啓発本を読み漁り、ビジネス情報を追い続けてきた私には、その純粋さが眩しく映りました。

この出会いは必然だったのかもしれません。自分を成長させるための貴重な機会として、日々の学びを深めています。

■心を清浄に保つための実践

毎日の生活の中で、特に以下の点に気を配っています:

  1. 欲望との向き合い方
    理想の未来を実現するために、ある程度の欲望は必要です。でも、それが貪欲になりすぎて、他者を踏み台にしたり、自分本位になったりしていないか。常に意識するようにしています。
  2. 言葉の選び方
    不平や不満、愚痴は口にしないように気をつけています。なぜなら、発する言葉は自分の心にも、周りの環境にも影響を与えるからです。
  3. 環境づくり
    最近読んだ仏教書から学んだ大切なことがあります。
    • 善縁に触れ続けること
    • 清浄な環境に身を置くこと
    • 場に適した言動を心がけること

私たちは、意識するしないに関わらず、環境から大きな影響を受けています。好きな人の口癖が自然と自分の言葉になっていたり、よく見る番組のフレーズを使っていたり。そんな経験、誰にでもあるのではないでしょうか。

言葉でさえこれほど影響を受けるのですから、行動様式や思考パターン、そして心の在り方も、環境の影響を強く受けているはずです。

■実践的な環境整備

最近では、自己啓発やビジネスの世界でもよく言われています。 「悪縁を手放し、良縁に触れる」という考え方です。

私たちには選択する自由があります:

  • ・誰と時間を過ごすか
  • ・どんな場所に身を置くか
  • ・どんな情報に触れるか

これらの選択が、私たちの未来を形作っていくのです。

■物理的な環境も大切に

清浄な環境づくりは、物理的な空間にも当てはまります。

  • ・運気を呼び込むための玄関掃除
  • ・水回りの徹底的な清掃
  • ・定期的な整理整頓

実際、部屋の清潔さは心の清潔さを映し出す鏡だと言われています。

■手放す勇気の大切さ

最近の引越しを機に、大規模な断捨離を行いました。「1年間使っていないものは手放す」というルールに従って。

特に印象深かったのは、大学時代から続けていた音楽関連の機材を手放したことです。「音楽は一生の趣味」と思い込んでいた自分がいましたが、今思えばそれは一種の呪縛だったのかもしれません。

人は、情熱を注ぐ対象が変わることで成長していきます。音楽への情熱は、私の中で一つの区切りを迎えました。今でも音楽は好きですが、かつてのように寝食を忘れて没頭するような情熱は、別の何かに移り変わっています。

■場に応じた言動の大切さ

松尾芭蕉の言葉に、「俳句以外の言動は無駄、そんな時間があるなら休息を取れ」という趣旨の教えがあります。一つのことに徹底的に打ち込むことで、人は超一流になれる。そんなメッセージが込められています。

「細部に神が宿る」という言葉があるように、洗練された一流の人の立ち振る舞いには、確かに神々しさを感じることがあります。

私もまだまだ道半ばですが、この学びを大切に、日々精進を重ねていきたいと思います。